【せどり初心者向け】店舗せどりでのリサーチ方法

せどり初心者にとって、最初に訪れるハードルは「いかに利益商品を仕入れられるか!」でしょう。利益商品を見つけた時の喜びといったら、商品が売れた時と同じぐらいうれしいものです。
反対に仕入商品が見つけられずにボウズでお店を出る時の悔しさは、なんとも言いようがありません。もし仕入商品が見つからなかった時は、潔くその店はあきらめて違う店に行きましょう。そのためにも店舗では効率的にリサーチすることが重要です。
今回は、中古本限定に(ブックオフや古本市場等での仕入)、効率的に店舗でリサーチする方法について詳しく解説していきます。
目次
リサーチツール
商品をリサーチするためにはツールが必要です。現在、せどりすと・せどろいど・アマコード・プライスター等のスマホアプリがあります。無料のアプリや有料のアプリがありますが、私が実際に使っていて、おすすめするツールはプライスターです。
プライスターは有料のアプリ(月額税込5,280円)ですが、リサーチだけではなく、FBA倉庫への出品や納品、価格変更、サンキューメールも送れる等のさまざまな機能があり、月額料金以上の手助けをしてくれます。
また、利用者が使いやすいように日々改良してくれていて、せどりを行なうには大変ありがたいツールとなっています。リサーチ以外の機能については下記のブログを参照してください。
リサーチ前の確認事項
店舗(ブックオフや古本市場)に着いたら、さっそくリサーチしていきましょう。ただその前に確認することがあります。店内での電波の状況です。
店舗によっては電波状況が悪く、スマホがネットにつながりにくいところもあります。ネットにつながらないとリサーチができないので、もし電波状況が悪い場合はその店はあきらめて、別の店舗に行くことをおすすめします。
プライスターによるリサーチ
リサーチの最初に使用するツールはプライスターです。アプリを立ち上げて、『検索・出品』の画面にしましょう。
雑誌・単行本・ゲーム攻略本の検索
雑誌・単行本・ゲーム攻略本を検索する際はバーコードを読み取って検索します。『検索・出品』画面右上にあるバーコードマークをクリックします。リサーチしたい本のバーコードを読み込めば、情報が表示されます。
バーコード検索の注意点
本にはバーコードが上下に2つ付いています(一部雑誌を除く)。その2つのうち、検索するためには上のバーコードを読み込みます。特に気をつけることなく、2つのバーコードあたりを読み込めば情報は表示されるのですが、たまに『データがありません』と表示されることがあります。
実際にデータが無いことは少なく、誤って下のバーコードを読んでしまったために起こることがあります。その場合は下のバーコードを指で隠すとデータを表示してくれます。
バーコードが無いときの検索方法
古い本にはバーコードが付いていないケースがあります。その場合も検索をあきらめることはありません。もしブックオフのバーコードが付いていたら、それをプライスターで読み込めばデータは表示されます(プライスターはブックオフのバーコードにも対応しています)。
ブックオフのバーコードが付いていなくても検索する方法はあります。本の裏表紙を見るとISBNのローマ字の次に数字が並んで記載されていいます。この数字をハイフンは除いてプライスターの検索画面に入力するとデータが表示されます。
ISBNも記載されていない場合は(このパターンは少ないですが)、本のタイトルを検索画面に入力して探すしかありません。
セット本の検索
セット本の検索の際、バーコードは使えないので、検索画面にキーワードを入力して、検索しましょう。『本のタイトル コミック セット』とか『本のタイトル 文庫 セット』と入力すると検索することができます。
セット本検索の注意点
以前、こんな失敗をしたことがあります。『オルフェウスの窓 文庫 全9巻セット』をブックオフで見つけました。その場でプライスターで検索すると高値で売れそうなので、すぐに仕入れました。
ところが家に帰ってよく調べてみると『オルフェウスの窓 文庫 全9巻セット』には2種類ありました。カバーの絵が違います。
こちらの絵の場合は3,500円程度で売れます。
一方、こちらの絵の場合、売値が1,300円程度に下がってしまいます。
私が購入したのは安いセットでした。ブックオフでリサーチした時は高いセットを見ていたので、家に帰ってカバーの絵が違っていることに気付いてビックリしました。売れはしましたがもちろん赤字でした。こういうケースもあるので、購入する前に表紙の絵などをよく確認してください。
購入判断
プライスターで検索した結果、仕入れるかどうかの判断は下記の画像をもとに説明していきます。
①:アマゾンに出品されているこの商品の現在の最低価格は3,490円です。目安の『F』はFBA発送、『自』は自己発送です。FBA発送の場合、最低金額の3,490円で売れたとして手数料を引くと2,359円が残るということです。つまり2,359円以下で仕入れることができれば利益が出ます。
②:新品との価格差も注意が必要です。新品との価格差があまり無い場合、新品は売れますが、中古は売れません。中古の価格が新品価格の80%以下であれば、中古商品も売れていきます。
③:中古本を仕入れる場合、順位が100万位を超える商品はほぼ売れないので、仕入れるのはやめましょう。
④出品件数が表示されています。利益が取れて売れている商品でも中古の出品者が50件を超えていたら、売れるチャンスはものすごく少なくなるので、仕入は控えましょう。
以上の4つの確認事項をクリアした商品は仕入対象になります。続いてkeepaでの確認を行ないましょう。
keepaによる確認
下記プライスターの画像の『keepa』ボタンをクリックするとkeepaの画面が表示されます。keepaで主に確認するのは売れているかどうかです。プライスターにも『販売SPEED』の表示はあるのですが、SPEED3でも結構売れているものとほとんで売れていないものがあり、それだけでの判断は難しいです。
keepaのグラフを確認しましょう。その商品が売れていて、出品件数が急激に増えていなくて、販売価格が大幅に減少していなければ、ここまでは仕入対象です。最後にアマゾン出品者の販売価格を確認しましょう。
アマゾンでの最終確認
keepa画面の上部に表示されている『amazon.co.jp』をクリックするとアマゾンの画面に移動できます。アマゾンの出品者一覧画面で出品者が価格をいくらに設定しているかを確認します。
自分が仕入れようとしている商品のコンディションと想定する販売価格で現状の出品者のどのあたりに表示されるのかを確認します。
販売価格が安いほうから数えて10番以内に入っていることが理想です。10番より後ろになってしまうと購入者になかなか見てもらえないので、販売機会が大幅に減ります。10番以内に入らなければ、仕入は見送りましょう。
アマゾンで出品者一覧が表示されない場合の対処法
アマゾンの商品ページから出品者一覧の画面に移動するためのリンクの文字が表示されていないことがあります。インターネットを見ると過去に何度かその状況になったことがあるようです。
以前、店舗での仕入の際中にその事態が起こりました。購入判断の最終チェックができなくなるので、とても困りました。
アマゾン出品者一覧が表示されないのは、スマホサイトで発生することが多いようです。PCサイトでは見れることが多いので、万一出品者一覧のページが見れなくなった場合は、amazon pc サイトを呼び出し、検討中の商品名を入力すると出品者一覧ページが確認できることがあります。
まとめ
プライスター・keepa・アマゾンの3つを使えば店舗せどりで仕入対象になるかどうかの判断をすることができます。
慣れてくれば1商品当たりのリサーチ時間も短縮することができ、効率的に仕入を行なうことができます。経験を積んでリサーチに時間をかけずに多くの店でお宝商品を仕入れていきましょう。