還暦手前ですが、せどりチャレンジします

トレンドを利用したせどりの仕入れ、失敗例と対応法を詳しく説明します

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2018年8月、57歳でせどりを始めました。副業で行なっているので、基本的な活動は土、日、祭日が主となりますが、徐々に売上が上がってきています。50歳を過ぎてもせどりができることを日々実証しています。
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せどりといえば、利益を得ることができて売れている商品を探して仕入れ、出品し、販売するという流れが基本です。仕入れる際に数ある中から利益が取れて売れている商品をどうやって見つけるかというところが肝になります。

一方、これから売れ行きが今以上に良くなり、販売価格も上がるので高額な利益を得ることを前もって予測して仕入れる方法があります。これがトレンドを利用した仕入れです。ただ、トレンドを利用した場合は気をつけなければならないことがあります。

今回はトレンドを利用した仕入れについて詳しく説明していきます。

 

トレンドを使ったせどりの仕入れ、失敗例

トレンドはどのような時に起こるのでしょうか。テレビで取り上げられて話題になったとか、有名人の朴報などがあります。

以前、トレンドを使った仕入れを行ない、ものの見事に失敗したことがあります。その失敗例を包み隠さず紹介しましょう。

2018年10月に発売になった『幼稚園 2018年11月号』です。この雑誌の付録に人気があるとテレビで取り上げられました。その情報を入手したので「これはトレンドになるかも」と思い、会社の昼休みに近くの本屋さんへ。もう売り切れてるかなと半ばあきらめかけていましたが、3冊在庫があったので、もちろん3冊とも仕入れました。

 

仕入れた日は水曜日でした。平日は仕事が忙しくて納品作業はできませんでした。結局納品できたのは日曜日。これが失敗の要因その1です。そして今までと同じようにアマゾンのFBA倉庫に送りました。これが失敗の要因その2です。

私が出品した商品がカタログに並んだときには既に多くの人が出品した後でした。仕入れの価格は980円です。新品で出品する場合は定価でしか販売できないので、中古-ほぼ新品で出品しました。当初は2,400円の価格設定をしましたが、時すでに遅く(私のAmazonでの評価の件数が少なかったこともあって)、まったく売れませんでした。

売るために価格をどんどん下げていきました。1冊目が売れたのが約1ヶ月後で価格は800円でした。完全な損切りです。2冊目は1ヶ月半後で価格は少し上がって1,080円でした。仕入金額よりは高値で売れましたが、手数料を含めれば赤字です。3冊目が売れたのは4ヶ月後でした。販売価格は480円まで下がりました。絵に描いたような失敗でした。

 

スピード勝負のトレンド商品への対応法

トレンド商品でせどりを行なう場合、仕入れてから販売までをいかに早く行なうかが鍵になります。仕入れた時点でamazon seller centralで即座に商品登録を行ないます。納品はFBAを使わずに自己発送にします。

自己発送であれば商品登録を完了した時点でカタログに掲載されます。自己発送なので購入者への梱包発送処理に手間がかかりますが、トレンドの波に乗って高い価格で販売するためには、いかに早くカタログに掲載させるかが重要になります。

それでは、前述した私の失敗例をモノレートで確認してみましょう。まず出品者数です。テレビで取り上げられ放映された日に一気に跳ね上がっています。私が出品したのはそれから4日後なので、遅すぎました。

 

最安値を見ると、トレンドが発生した日に価格が上昇しましたが、その日以降は価格が下降し続けています。スピードがどれだけ大切かがわかります。『仕入れた日の商品登録と自己発送』が原則です。

 

長いスパンで狙えるトレンド商品

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トレンド商品を販売するためには、トレンドが発生した日に仕入れて商品登録を行ない、自己発送で対応するのが基本ですが、中にはもう少し長いスパンで仕入れができてFBA納品も可能なものがあります。ドラマ化や映画化が発表となった原作のコミックセット本です。

今やドラマや映画の多くがコミックを原作としています。ドラマや映画で放映(上映)されるとその原作となったコミックのセット本の価格は上昇することが多くあります。ドラマや映画の制作発表の情報を入手すれば、放映(上映)されるまでの間に仕入れることができ、放映(上映)の前日までにFBA倉庫に納品すれば間に合います。

 

事例1 『Heaven』

それでは、具体的な例で見てみましょう。2019年7月からテレビで放映されている『Heaven?~ご苦楽レストラン』です。ブックオフの単C棚(108円の棚)でよく目にしていて、利益もとれていたので、以前から何度か仕入れ・販売を行なってきました。

 

モノレートを見てみましょう。まずは出品者数です。放映は7月9日から始まりました。放映の前日7月8日に一気に売れました。その後は出品者数が徐々に増えていっています。やはり出品のタイミングは放映の前日までですね。

 

続いて最安値のグラフです。放映の半月ほど前から価格は上がっています。そして7月8日に大量に売れて出品者が少なくなったので価格が更に上がりました。その後出品者が増えるにつれて下降しています。それでも2ヶ月前に比べると高い価格を維持しています。

 

私は2019年3月にこのセット本を中古-非常に良いのコンディションで2,980円にて販売しました(仕入金額は600円)。そして2019年6月には同じく非常に良いコンディションで3,600円の価格にて販売しました(仕入金額は648円)。6月の出品の時にはもう少し高値で設定しておいても放映前には売れたはずです。

2019年6月以降このコミックはどこのブックオフでも見かけなくなりました。情報を早く入手して早めに仕入れるのがコツですね。

 

事例2 『凪のお暇』

具体例その2ですが、同じく2019年7月からテレビで放映されている『凪のお暇』です。このセット本を私は今まで仕入れたことはありません(ブックオフで見かけたことがありません。見過ごしただけかもしれませんが)。

 

モノレートを見てみましょう。まずは出品者数からです。初回の放映は7月19日です。7月に入ってから出品者数はどんどん増加しています。こちらのケースは放映日の7月19日に大量の購入があって出品者数が減りましたが、その後また増えてきている状況です。

 

最安値のグラフを見てみると、事例1『Heaven』のような価格の上昇がありません。初回放映日の7月19日に大量に購入があったため若干上がった程度です。ただ、このセットは放映される前から価格が高く推移しています。5巻セットなので単C棚(108円棚)で仕入れられれば大きな利益が得られます。

 

2つの事例を見てきましたが、テレビや映画で放映(上映)されれば必ずしも大きく価格が上昇するというわけではありません。商品によってさまざまなパターンがあります。そこでテレビや映画での放映(上映)以前でも十分利益が取れるセット本を仕入れて、トレンド発生前にタイミングよく出品することをお勧めします。

 

まとめ

トレンドを利用したせどりの仕入れはスピードが命です。副業でせどりをされていてスピーディな対応ができない場合は無理に仕入れるのはやめましょう。

長いスパンで仕入れや納品ができるトレンド商品はテレビドラマ化や映画化される原作コミックのセット本です。作品によってはトレンドが発生しない場合もありますので、トレンド発生前の普段から利益が取れるセットコミックを対象に仕入れれば失敗することはありません。

 

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2018年8月、57歳でせどりを始めました。副業で行なっているので、基本的な活動は土、日、祭日が主となりますが、徐々に売上が上がってきています。50歳を過ぎてもせどりができることを日々実証しています。
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