新品せどりと中古せどり 初心者におすすめするのはこちら

私がせどりを始めた時の仕入れ先はブックオフがメインでセット本を中心に中古せどりを行なっていました。というよりもさまざまな店舗であれもこれも仕入れるといった器用なタイプではなかったので、まずはブックオフに通って何時間もリサーチして何とか仕入れていました。
最近になってスーパーマーケットやドラッグストアで新品の仕入れができるようになってきて、新品せどりと中古せどりをどちらかに片寄ることなく行っています。
今回は、今からせどりを始める初心者の方に対して新品せどりと中古せどりのどちらがおすすめかを私の経験を踏まえてお伝えしていきます。
目次
新品せどりの長所と短所
新品せどりの長所
まずは、新品せどりについてお話していきましょう。新品せどりの仕入れ先については、新品商品を購入できるところであれば、どの店舗も対象となります。私が2019年7月現在、新品商品を仕入れている店舗はスーパーマーケット(イオン、イトーヨーカドー、西友など)、ドラッグストア、ホームセンターなどです。
新品せどりの長所は下記のようなところです。
- 納品作業が楽
- 納品してから売れるまでの期間が短い(カートを取れた場合)
- 縦積みができる
新品せどりは中古せどりに比べて断然納品作業が楽です。検品する手間はありませんし、コンディションをどうするか悩む必要はありません。商品の写真を撮る必要もありません(中古せどりでも商品の写真は必須ではありませんが、高い金額で早く売りたいのであれば写真を撮影してAmazonで販売する際に画像のアップをおすすめします)。
Amazonせどりでの画像アップ方法等に関しては、こちらの記事をご確認ください。
縦積みとは同じ商品を複数個仕入れてAmazonに納品することです。売れ行きの良い商品を複数個仕入れることができれば、納品作業も楽ですし、その商品がどんどん売れてゆけば多額の利益を確保することができます。
新品せどりの短所
一方、新品せどりの短所を下記に記載します。
- 利益率が低い
- 他のせどらーとの差別化ができないので価格争いに巻き込まれる
- Amazon自体の出品動向を気にしなければならない
- 危険物に該当するかを仕入れ時にチェックしなければならない
中古せどりでは利益率40%や50%の商品を仕入れることも可能ですが、新品せどりの利益率の多くは20%台です(基本的に利益率が20%を下回る商品は仕入れないようにしています)。
仕入れる時はさほど出品者数は多くなかったのにその後出品者数が増え、価格競争の波にのまれて利益率がどんどん下落し、赤字での販売ということもあります。
仕入れ時にモノレートでチェックしたら、Amazon自体が出品していたので利益が取れるのに仕入れをやめるケースがあります。Amazonが在庫を切らしていたので「これはチャンス!」と出品したら、いつのまにかAmazonが復活していてまったく売れなくなるということもあります。
仕入れ時に危険物に該当するかの確認を忘れたため、Amazonへ商品登録する段階で出品できないことがわかり、あわててメルカリに出品したことが何度かあります。中古せどりでも商品によっては危険物の確認はしなければなりませんが、中古本せどりの場合は確認の必要はありません。
中古せどりの長所と短所
中古せどりの長所
次は中古せどりについてです。中古せどりを仕入れる店舗はブックオフやハードオフになりますが、私は基本的にハードオフでは新品商品しか仕入れません(シャンプー等の明らかに未使用なもの)。理由としては、中古商品の仕入れには商品ごとに検品のノウハウが必要になり、まだそこまでの余裕がないからです。
ということで、ここでの中古せどりは主に中古本せどりということになります。中古せどりの長所は下記になります。
- 利益率が高い
- コンディションや画像の有無や評価件数等で他の出品者より高い価格でも売れる
- Amazon自体の出品や危険物に該当する等の確認は必要ない
単C棚(108円の棚)で仕入れたセット本や108円で仕入れた雑誌が高値で売れることは数多くあります。総じて中古せどりは新品せどりと対照的な位置づけにあり、新品せどりで短所だった項目の裏返しが中古せどりでは長所になります。
中古せどりの短所
次に中古せどりの短所です。新品せどりの長所が逆になったものが中古せどりの短所になります。
- 納品作業に手間と時間がかかる
- 納品してから売れるまでの期間が新品せどりに比べると長い
- 縦積みは禁止
中古せどりではコンディションを判断し、写真を撮影してAmazonの出品情報に画像をアップロードします。また、セット本の場合は梱包するのにも手間がかかります。
セット本の梱包方法に関しては下記の記事を参照してください。
新品せどりの場合は、カートが取れれば早いタイミングで売れて行きますが、中古せどりにはさまざまなコンディションと価格があってその中から購入者が選ぶので、売れるまでに時間がかかります。
中古せどりの場合は縦積みしてはいけません。同一商品で複数出品した場合、その中の一つは通常の位置(コンディションと価格に合った位置)に表示されますが、それ以外はカタログの一番最後の方に表示されることになり、まったくアピール力はありません。縦積みはせずに一つ売れたら、一つ仕入れるようにしましょう。
初心者におすすめのせどりは
新品せどりと中古せどりのどちらにも長所と短所があって、一概におすすめのせどりを決めるのは難しいですが、私の経験から初心者におすすめなのは中古せどりです。中古せどりの中でも本に特化した中古本せどりをおすすめします。
中古本せどりであればAmazon自体の出品は気にする必要がありませんし、危険物に該当するかのチェックは行わなくてすみます。ブックオフでモノレートを確認し、利益が取れて、売れていれば、その時点で仕入れることができます。
納品作業に手間と時間がかかりますが、初めに手間と時間がかかる納品作業に慣れてしまえば、後で新品せどりを行なった際に納品作業がすごく楽なことを実感すると思います。逆に初めに新品せどりに慣れてしまうと中古せどりの納品作業は大変すぎてやらなくなってしまう恐れがあります。
出品後の価格の見直しに関しても新品せどりのようにカートを取る必要が無いので、常に価格の見直しをする必要はありません。また利益率が高い商品が多いので、価格の見直しについてもある程度余裕があるなかで実行することができます。
最終的には新品せどりと中古せどりを併せて行なうのがBEST
当初は中古(本)せどりから始めますが、慣れてきて結構簡単に仕入れられるようになってきたら、新品せどりも行なっていきましょう。
せどりを始めてまったく売れなかった時から一つ商品が売れるとすごくうれしくなります。その後ポツポツと売れるようになっていきますが、逆に売れない日が何日間か続くと不安になります。このまま売れないんじゃないだろうかと悪い方に考えたりもします。
新品せどりは中古せどりに比べて納品してから売れるまでの期間が短いので、新品せどりと中古せどりを併用して行なうと新品せどりが定期的に売れるようになり、新品せどりの販売の間に中古せどりが売れるようになります。
売れなくなる日が何日も続くようなことはなくなるので、常に前向きに仕入れに出かけられるようになります。
まとめ
新品せどりと中古せどりはそれぞれに長所と短所があります。いいところと悪いところを理解した上でせどりを行なっていきましょう。
初心者の方におすすめするのは中古せどり(特に中古本せどり)です。Amazonの出品や危険物といったところには目をむけずに商品が仕入れられるかだけに集中することができます。
中古(本)せどりに慣れてきたら新品せどりも合わせて行なっていくようにすると、出品商品がコンスタントに売れるようになっていきます。