【モノレート閉鎖】これからのせどりはプライスターとkeepaで問題なし!

2020年6月30日でモノレートは閉鎖になりました。せどりを行なっていくためには絶対に必要なツールでした。そのモノレートが使えなくなってこれからどうしようかと途方に暮れている人もいるかもしれません。
でも大丈夫です!モノレートに替わるツールはあります。今回はモノレート閉鎖でどのような影響があるのかを検証し、それに替わるツールで問題なくせどりは行なっていけるのかについてお話していきます。
目次
モノレート閉鎖での影響
モノレートが閉鎖されたことによってせどりへの影響はどのようなものがあるでしょうか。検証していきましょう。
仕入
モノレートが使えなくなって一番影響を受けるのが仕入でしょう。仕入対象の商品かどうかを判断する際に最も重要な点はその商品が売れているかどうかです。モノレートのランキングの推移でそのことを確認していました。
更にランキングと価格と出品者数の推移を確認することで、過去は売れていたけど今売れていないのは価格が高騰したからだとか、売れ行きがいいので出品者が増えて、販売価格が下落傾向にあるとか様々なことがモノレートのグラフから読み取ることができました。
このような指標を確認できなくなると暗闇の中に一人取り残されたような感じになり、仕入れていいのかやめるべきなのか先に進めなくなります。
価格改定
出品したあとも定期的に価格の見直しは重要です。価格見直しの際にもモノレートのデータは重宝されていました。
中古商品の場合、他の出品者との価格差や全出品者の中での自分の立ち位置を確認するのはもちろんですが(これはアマゾンのページから確認することができます)、商品自体の売れ行きが良くなっているのか悪くなっているのか、価格が上昇傾向なのか下落傾向なのかによって強気でいくのか価格を下げた方が良いのかを判断していました。
モノレートに替わるもの
モノレートは終了となりましたが、同じように利用できるツールはあります。いくつか確認してみましょう。
デルタトレーサー
無料で使用できます。アカウントを登録すればモノレートと同じように価格・出品者数・ランキングのグラフを見ることができます。グラフがモノレートのものに似ているので、モノレートに慣れている方には使いやすいかもしれません。
但し、仕入の現場ではASINコードかJANコードを検索の度に入力しなければならず、スムーズに確認することができません。また、デルタトレーサー自体が使えなくなる等の不具合が発生することがあります。仕入れようとする時に使えなかったらお手上げです。
keepa
keepaはGoogle chromeの拡張機能です。Amazonで販売されている製品のトラッキング(希望価格を設定しておき、その価格に達するとアラートを送信してくれる)ができますが、もちろん商品のランキング履歴や価格変動履歴のグラフが確認できます。
無料と有料がありますが、ランキング履歴のグラフを見るためには有料版にしなければなりません。有料版の金額は月額15ユーロ(2020年7月時点で約1,800円)です。
グラフは少しごちゃごちゃした感じなので、モノレートのグラフに見慣れた方だと違和感を感じるかもしれませんが、ランキング・価格・出品者数の推移がわかるので、グラフに慣れてくればモノレートと同じように活用することができます。
プライスターとkeepaでできること
モノレートに替わるアプリとして、デルタトレーサーとkeepaを紹介しましたが、プライスターとkeepaを組み合わせて使うことによってモノレートと同じように仕入をすることができます。
プライスターリサーチ
モノレートの閉鎖に合わせてプライスターではアプリ版プライスターに独自のリサーチ機能を開発しました。商品をスキャンするとAmazonランキングや販売スピードの高さを確認することができます。
販売スピードの高さとはプライスター独自の指標で『10』に近づくほど高回転で売れる商品であることを示しているそうです。
プライスターリサーチが表示する値はリサーチした時点での値なので、ランキング・価格・出品者数の推移がわかりません。仮にリサーチの際には販売スピードが高く、利益が出る商品だったとしても出品者が急増していて価格が減少傾向になっており、自分が出品する時には利益が出なくなっているかもしれません。
keepaとの連携
プライスターリサーチだけで仕入をするには前述のような不安要素がありますが、keepaと連携させることによって問題なく仕入れることができるようになります。プライスターではリサーチ画面でボタンを押すだけでkeepaのページを開くことができるようになりました。
プライスターリサーチを確認して利益が出そうで販売スピードも高い商品であれば、keepaのページに移動してランキング・価格・出品者数の推移を確認してから仕入れるかどうかを判断することができます。
価格改定時の利用法
WEB版のプライスターでもkeepaのページを開くことができます。在庫一覧の画面で右端にあるkeepaのボタンをクリックするとkeepaのページが開きます。
価格改定時には売れ行きがどう変化しているか、販売価格はどうなっているかの確認が必要になるので、すぐにkeepaのページを開けるのは大変便利です。
仕入の際の使い方
プライスターとkeepaを組み合わせてどのように仕入を行なっていくのかを細かく紹介していきましょう。
プライスターで検索
まずはプライスターを使って商品検索をします。バーコードを読み込ませたい時は、検索・出品の画面で右上にあるマークを押します。カメラが起動するのでバーコードを読み込ませましょう。
セット本でバーコードが無い場合には『キーワード、JAN、ASIN、ISBNで検索』にキーワード(〇〇〇〇 コミック セット)を入力します。
販売価格
バーコードを読み込むと商品詳細画面が表示されます。まずは販売価格を確認します(画像①)。下記の商品は攻略本なので中古の金額を見ます。目安の『F』はFBAで出品した場合、『自』は自己発送の場合の金額です。
中古最安値の679円で販売すると手数料を差し引いてFBAでは58円の利益、自己発送では479円の利益となります。つまりFBAで出品するのであれば58円以下で仕入れられれば利益があるということです。
商品のコンディションによってはもっと高値でも売れるので、利益額も増えます。ブックオフで210円で仕入れられればチャンスがあるかもしれません。
プライスターリサーチ
上記画像の価格の下に表示されているのがプライスターリサーチです。②はアマゾンランキングの順位です。順位が上がるほど売れ行きが良いということになりますが、この順位は特に気にしなくても大丈夫です。
③はプライスターが独自に開発した商品が売れるまでの速さを表した指標です。販売スピードは10段階で表示され、下記のような目安になります。
10~9:すごく速い、8~6:速い、5~3:普通、2~1:ゆっくり、0:見送り
この攻略本は販売スピードが9で利益も取れそうなので、仕入れるチャンスはありそうです。
keepaのグラフ
プライスターリサーチの表示をkeepaのグラフに変更することができます。keepaのランキング推移のグラフが表示されるので、以前モノレートのグラフが表示されていた時と同じ感覚で仕入をすることができます。
プライスターリサーチの販売スピード9がkeepaのグラフではバキバキになっています。
※keepaの有料版を申し込まないとこのグラフは表示されません。
リサーチ機能の選択方法
プライスターリサーチ画面とkeepaのランキング推移グラフは簡単に切り替えることができます。プライスターのユーザー画面で『リサーチ機能』のボタンをクリックします。
プライスターリサーチとkeepaが表示されるので、お好みの方を押してください。簡単に変更できるので仕入の現場で両者を試してみて自分に合うリサーチ方法を選んでください。
keepaのページで最終確認
商品詳細画面で販売価格と売れ行きを確認し、仕入に該当しそうなのであればkeepaのページに移動して仕入れるかどうかの最終確認をしましょう。商品詳細画面上部にある『keepa』のボタンを押します。
keepaのグラフ
keepaのページでは3つのグラフが表示されます(3つのグラフが表示されるのは有料版のみです)。
一番上のグラフはランキングの推移と価格の推移がいっしょに表示されています。いくつもの推移が同じグラフ内に混在しているので、当初は見にくいかもしれませんが慣れれば問題なく確認できます。
緑色の線がランキングの推移なので、この線が頻繁に動いていれば売れているということになります。黒い線が中古の価格を表しています。オレンジで塗られているところはAmazonの出品を表示しているので、新品を仕入れる際にはオレンジ色があるかどうかを確認する必要があります。
上から2番目のグラフはランキングのグラフです。今回載せている画像は攻略本なので、本と攻略本のランキンググラフが表示されています。一番上のグラフのランキング推移とほぼ同じなので、売れているかの状況をどちらのグラフで確認しても問題ありません。
一番下のグラフは出品者数の推移を表しています。黒い線が中古の出品者数です。黒い線が右肩上がりの場合は価格が下落する可能性があるので要注意です。
上記3つのグラフからランキング・価格・出品者数を確認すれば状況がわかり、仕入れに該当する商品かどうかを判断することができます。プライスターからkeepaのグラフを確認すれば時間がかからずにリサーチすることができます。モノレートが閉鎖されても問題ありません。
1つだけ注意しなければならないことがあります。モノレートにはユーザー数のグラフがありました。その商品のモノレートをチェックしている人数を表していました。この数字が急増していると多くの人がその商品に興味を示しており、出品数が増え、値崩れが起こる可能性がありました。
keepaを含め現状のツールにはモノレートのユーザー数に該当するものはありません。大手家電量販店やイオンやドンキホーテ等全国的なセールを行なう店舗で仕入れる時は値崩れの可能性があることを頭に入れておきましょう。
まとめ
2020年6月末にモノレートは閉鎖されましたが、せどりができなくなるのではないかと心配することはありません。プライスターとkeepaを組み合わせることでモノレートと同じように時間をかけずに仕入れをすることができます。keepaは有料になりますが、月額約1,800円です。毎日購入するペットボトルを節約すれば問題ありません。
今後もせどりを取り囲む状況は刻々と変わっていきますが、悲観することなく、その都度対応してせどりを継続していきましょう。