還暦手前ですが、せどりチャレンジします

【副業初心者向け】初めての確定申告 決算書の作成方法を簡単にわかりやすく解説します

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2018年8月、57歳でせどりを始めました。副業で行なっているので、基本的な活動は土、日、祭日が主となりますが、徐々に売上が上がってきています。50歳を過ぎてもせどりができることを日々実証しています。
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今まで給与収入しかなかったサラリーマンが副業を始めると確定申告が必要になります。確定申告という言葉は何度か聞いたことがあっても、いざ申告作業をしようとすると何から始めればいいのかわからない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

領収書や必要書類を税務署に持っていけば作成を手伝ってもらえますが、順番が来るまで長く待たねばならず、時間がもったいありません。今回は初めての方にも簡単にわかりやすく、決算書の作成を解説していきます。

 

決算のまとめ方

決算書を作成する前に行なうのは、副業での損益をまとめることです。損益のまとめ方については、こちらの記事を参照してください。

 

損益をまとめる際にはまず1年間の売上から固めましょう。売上をまとめたら次に経費をまとめていきます。経費にもいろいろありますが、最初に売上を上げるために直接かかった費用(原価)をまとめます(商品販売の場合は仕入になります)。続いて交通費や備品代等の販売管理費をまとめていきましょう。

会計ソフトを使って日々入力している場合は、過去の入力に誤りが無いかを確認し、不足している仕訳があれば入力して完成させましょう。

 

決算書を手に入れよう

損益の数字が固まったら、決算書を作成します。会計ソフトを利用している場合は、そのソフトから決算書を出力できますが、会計ソフトを利用していなければ、損益をまとめたものを決算書に転記するため、決算書を入手しなければなりません。

 

税務署で決算書を手に入れる

税務署に行けば、決算書はもとより確定申告に関する各種書類を手に入れることができます。確定申告の時期になると各税務署で確定申告の相談コーナーを設けており、通常その近辺に置いてあるので自由に持ってくることができます。

書類をもらいにいくのは自分の住所地を管轄する税務署でなくてもかまいません。会社の近くに税務署があれば、昼休みにもらいに行きましょう。

税務署に取りに行かなくても国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用すれば、印刷してそのまま提出できます。

 

決算書の種類

決算書には種類があります。まず青色申告決算書と収支内訳書です。青色申告の申請をしている場合は青色申告決算書、申請をしていなければ収支内訳書になります。また、青色申告決算書と収支内訳書のそれぞれに『一般用』、『農業所得用』、『不動産所得用』の3種類があります。

副業がせどりやアフィリエイト収入等であれば『一般用』になります。『不動産所得用』はマンションやアパートを貸して賃貸収入がある場合に使用します。

 

国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用する

国税庁のホームページにある確定申告書等作成コーナーを利用すると作成した書類を印刷してそのまま提出することができます。わざわざ税務署に行く必要もなく、計算も自動で行ってくれるので便利です。この後の項目で作成方法を詳しく説明します。

 

決算書の作成方法

それでは、決算書を作成していきましょう。ここでは国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用した決算書の作成方法について解説していきます。

 

国税庁 確定申告書等作成コーナー

国税庁の確定申告書等作成コーナーへ移動するには、こちらをクリックしてください。下記の画面が表示されるので作成開始のボタンをクリックしましょう。

 

次の画面で税務署への提出方法が3つの中から選べますが、今回は『印刷して提出』の方法について解説していきます。

 

続いて確定申告書等作成コーナーを利用するための推奨環境を確認するための画面が表示されます。自宅にプリンターが無い方のためにコンビニのプリントサービスの利用方法も記載されています。推奨環境の確認が終わったら『利用規約に同意して次へ』のボタンをクリックしましょう。

今年度分と過去の年分の申告書等が作成できます。今年度分の作成を選ぶと申告書を作成するのか決算書を作成するのか選択できます。決算書を作成するので『決算書・収支内訳書』を選びます。

 

決算書の作成と印刷

決算書の作成開始です。『作成開始』のボタンを押しましょう。

 

再度提出方法の選択と作成する決算書の選択画面が表示されます。今回、①提出方法は『印刷して郵送等で提出する』を選択し、②決算書の種類は『白色申告書に添付する収支内訳書』で行ないます。

 

続いて、収支内訳書の種類を選ぶ画面です。副業が事業所得や雑所得の場合は『一般用』を、副業がマンションやアパートの賃貸収入の場合は『不動産所得用』を選びましょう。

 

収支内訳書の入力画面が表示されました。この画面から売上と原価、経費を入力していきます。科目名が青く表示されているところは、科目名をクリックすると詳細入力画面が表示されます、科目名が青くないところは金額欄に直接入力します。売上(収入)金額から入力していきましょう。

 

売上金額

売上(収入)金額の明細の入力画面が開いたら、売上ごとに売上先名・所在地・売上(収入)金額を入力していきましょう。合計金額は自動計算してくれます。ここでは仮にせどりでアマゾンを通して100万円の売上があったとして入力しました。

家事消費やその他の収入があった場合は、それぞれの欄に入力します。

 

入力が終わったら、『入力終了(次へ)』のボタンをクリックしましょう。すると収支内訳書の入力画面に戻ります。入力した売上金額がきちんと反映されています。

 

売上原価

続いて売上原価を入力しましょう。売上原価とは、商品を販売するにあたり直接かかった費用のことです。商品を仕入れて販売する場合は仕入れの金額、物を製造して販売する場合は製造にかかる費用になります。青字の『仕入金額』の文字をクリックしましょう。

 

商品の期首棚卸と期末棚卸を行なっている場合はそれぞれの金額を所定の欄に入力しましょう。期首と期末の棚卸を行なっていない場合は、売上げた商品の仕入金額のみを『仕入金額』の欄に入力します(棚卸を行なっていない場合、仕入れたけれどもまだ売れていない商品の仕入金額はこの欄に含めてはいけません)。

仕入れた店舗が多すぎてすべてを入力できない場合は、まとめて入力しておきましょう(ただし、税務署から内容の確認がある可能性もありますので、詳細は分かるようにしておかなければなりません)。

 

入力が終わったら、画面右下の『入力終了(次へ)』を押しましょう。収支内訳書の画面に戻って、入力した数字が反映されています。確定申告書等作成コーナーでの作成の流れがわかったと思います。各項目の明細画面で入力した数字が収支内訳書に反映され、収支内訳書が作成されていきます。

 

経費

経費の入力をしていきましょう。まず収支内訳書の左側にある科目から見ていきましょう。収入金額や売上原価と同じく、科目名が青色で表示されている科目は、科目名をクリックすると入力画面が表示されます。科目名が青くない箇所は直接金額を入力します。

地代家賃と水道光熱費に関しては、副業用として事務所を借りているのであれば事務所の家賃や水道光熱費は全額経費となります。自宅の一部を副業用として使用している場合は経費を按分する(副業にかかる分のみを計上する)必要があります。経費の按分方法に関しては、今後のブログで詳しく解説します。

 

収支内訳書の右側にある経費に関しても同様に入力していきます。表示されている科目に当てはまらない項目がある際は、ヲ・ワ・カ・ヨ・タのところの科目名が空欄になっているので、科目名を入力しましょう。

副業がせどりの場合、アマゾンやメルカリに支払う手数料がありますが、『支払手数料』という科目を作って合計金額を入力しておきましょう。

 

事業専従者の氏名等

事業専従者がいる場合はこちらに記載しますが、副業で事業専従者がいるケースはまれなので、今回は割愛します。

 

本年中における特殊事情

税務署が提出された収支内訳書を見ても科目の中の細かい内容まではわかりません。少しでもわかってもらうよう、税務署に伝えたいことをこの欄に入力しておきましょう。内容がわからなければ、税務署が確認するために税務調査に入る可能性はあります。

税務調査を少しでも減らすためにこの欄に詳しく記載しておきましょう(但し、この欄に詳しく記載したからといって、必ずしも税務調査が無くなるということではありません)。

 

収支内訳書のすべての入力が終わったら、『入力終了(次へ)』のボタンを押しましょう。収支内訳書の種類選択の画面になりました。収入金額・売上原価・経費・所得金額に数字が表示されています。間違いなければ『入力終了(次へ)』のボタンをクリックしましょう。

 

所得金額の確認

所得金額の確認画面が表示されます。問題なければ『次へ』のボタンを押しましょう。

 

住所・氏名等の入力

決算書に表示される住所や氏名の入力を行ないます。案内に従って入力していきましょう。入力が終了したら、右下にある『申告書等作成終了(次へ)』のボタンをクリックしましょう。

 

収支内訳書の印刷

ようやく収支内訳書印刷の画面になりました。提出用2枚と控用2枚にチェックを入れ、『帳票表示・印刷』のボタンを押しましょう。PDFファイルがダウンロードされるので、表示して印刷しましょう。A4の紙が4枚印刷されます。

印刷が終了したら、右下にある『印刷終了・次へ』のボタンをクリックしましょう。入力データが保存できるので、是非保存しておきましょう。後日修正したい場合でもデータを呼び出して編集することができます。

 

これで収支内訳書の作成と印刷は終了になります。

 

まとめ

今回は決算書(収支内訳書)の作成方法について解説しました。国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用すると簡単に作成することができます。

決算書を作成したら、次は申告書の作成になります。申告書の作成方法については、次回のブログで解説していきます。

 

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